とってもきになる目の周りの細かい小じわ。この小じわ 老化現象だと諦めていませんか?
小じわの原因は、もちろん老化現象によるものもありますが、何より大きいのは肌の乾燥によるもの。
もちろん、小じわの原因は 乾燥だけでなく、その他の外的刺激であったり、老化による症状でもありますが、乾燥させない保湿対策をしっかりするだけで、いずれの原因のシワも和らげることが可能です。
少しづつ冬も近づき、一気に乾燥が気になる季節に突入です。
実は、小じわ対策は、乾燥が気になり始めてからでは遅いのです。もちろん、乾燥が気になってからのケアは意味がないということではありませんが、 前もっての、早めのケアが 小じわのない 美しい肌を維持するコツです。
お水を飲むときも一緒ですよね。喉が乾いてからでは遅い、喉が乾く前に水分を取っておくことが重要と言います。
お肌も一緒。これから乾燥が本格化する前から、しっかり乾燥対策をしておきましょう。
これって、乾燥じわor老化じわ?
そもそも私のしわって乾燥じわ・老化じわ?って判断がつかない方もいるかもしれません。
乾燥しわは、目元や口元などに皮膚の特に薄い部分に細かく入ります。
そして、指で伸ばすと、その線は綺麗に見えなくなるのが特徴です。
一方、頬や、額などにしっかり深く入ったシワは、老化シワで、老化シワの場合は指で伸ばしても、くっきりとしわが見えます。
しかし、乾燥じわであっても、その線を放置し、それがいくつも繋がってしまうと、大きなはっきりとした老化じわになってしまう可能性もあります。
早い段階で、乾燥じわを見つけたら、それが大きくなる前に 早め早めのケアをしていくことが、大きなしわを作らないポイントになります。
乾燥じわ=表皮の問題
お肌は、表皮、真皮、皮下組織 の3層に分かれます。3つの層はそれぞれさらに細かい層に別れるわけですが、この3つの層について簡単に説明します。
表皮
お肌の3層、表皮、真皮、皮下組織の3つの層の中で最も、外側にあり、外界と直接接触するのが表皮です。実際には、さらにこの中でも4層に分かれているのですが、それでも厚さが0.2mm程度のとても薄い層です。
主な働きとしては、
異物の侵入を防ぐ
外界からの刺激から守る
体内の水分の放出を防ぐ など
外部に対するバリア機能としての働きが主となります。
真皮
表皮の下にあるのが真皮層です。
表皮の厚さが0.2mm程度であるのに対して、真皮は、1.8mm程度で、皮膚の90%以上をしめるとも言われています。
そして、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸など、一度は聞いたことがあるであろう肌の土台を作る成分と、さらにそれらを生成する線維芽細胞というとても重要な細胞があるのもこの真皮です。
そして、血管や、リンパ管、汗腺、皮脂腺などがあるのも、真皮です。
基本的に、肌の老化による肌トラブルはこの真皮層の問題になります。
皮下組織
3つの層の中で一番奥側にあるのが、この皮下組織です。お肌のケアというと、表皮&真皮のケアが中心となります。
皮下組織のほとんどは皮下脂肪で作られていて、そこに静脈、動脈という大きな血管が通っていて、周辺の細胞に栄養を届けたり、逆に老廃物を回収する働きを担っています。
肌の働きを機能させる上で非常に大事な働きをするものの、スキンケアでどうにかなるという部分ではありません。
このように皮膚は、主にこの3つの層の働きによって成り立っています。
そして、上記の説明からもわかるように、「乾燥じわ」は、この3層の中の表皮 の問題なのです。
真皮層も非常に重要な層な訳ですが、そのシワが 乾燥によるものならば、目を向けるのは、真皮のケアではなく表皮。
逆に、老化による深いシワになってくると、真皮のケアを中心に考えなければならなくなります。
正直、真皮のケアの方がより厄介。つまり、乾燥じわは、表皮のケアをするだけで、解消される可能性は高いということになります。
保湿重視の3つのスキンケア
繰り返しになりますが、乾燥じわの基本は表皮のケアです。
表皮の主な働きである、バリア機能を正常に保つために最も重要なのが水分を保持することです。
そのためにできる具体的なスキンケアのうち、特に即効性がある3つをご紹介。
クレンジングの見直し
乾燥じわが気になるのであれば、真っ先に見直したいのがクレンジングです。
乾燥する原因の一番は、洗いすぎていること。洗いすぎにより、必要な水分油分の両方を取り除いてしまっている可能性があります。
余分は皮脂を取ろうしたり、毛穴の中の汚れやメイクをしっかり落とそうと洗いすぎていませんか?
洗いすぎの例
- 洗浄力の強いクレンジング材を使っている
確かにメイク汚れはしっかり落としたいですが、必要以上に洗浄力の強いクレンジング材は、
必要な皮脂までも取り除いてしまい、逆に乾燥を加速させます。
さらに、洗浄力の高いものほど、毛穴の中に残りやすく、しっかり落とすのが大変だったりします。
毛穴に残ったクレンジング材は、酸化し 余計に乾燥を加速させ 肌荒れを引き起こします。
ですから、強力すぎるクレンジング材を使わなくてもいいよう、お肌のためにはあまりに濃いメイクは避けたいものです。
比較的しっかりメイクをする目元や唇などは、専用のポイントメイク落としを使えば良いでしょう。
- クレンジングでゴシゴシ顔をこすっている
クレンジングはお顔にのせて、くるくる皮膚を滑らせますが、これクレンジングでこすっているのではないです。
お顔にのせて、汚れを浮かせる というのが正解。汚れを浮かせるわけですから、ゴシゴシするのではなく、優しくなじませる感じです。
それには、少量ではNG. たっぷりケチらず使って初めて汚れは浮いてきます。
- なんども洗顔している
日本人はさっぱりが大好き。すっきりさせるために、何度も泡洗顔したりしていませんか?
泡洗顔は基本的に1回で十分。(その前にクレンジングでメイクを落として)
個人的には、ミルククレンジングによるダブル洗顔をおすすめしますが、その場合は2回ほどすればメイクはしっかり落ちうはずです。
ローションパック
皮膚は3つの層に分かれていることには先ほど触れましたが、
表皮はさらに4つの層(基底層、有棘層、顆粒層、角質層)に分かれています。
このうちの、一番外側の角質層の保湿をすることが 乾燥じわの解消になります。
そのために、日頃からしっかり化粧水を使っていらっしゃると思いますが、乾燥じわが気になる方の場合は、
それに加えて、週2,3回のローションパックをおすすめします。
市販のシートマスクに普段お使いのローションをたっぷり含ませて、15分を目安にパック。
もちろん、初めから美容成分が含まれた市販のローションパックを使ってもOK.
こまめにやることで、乾燥じわには比較的効果が出やすいケアです。
この時注意したいのが、時間を置きすぎないこと。目安は15分ほどです。長くやりすぎてしまうと、ローションが蒸発する時に、もともと肌にある水分までも一緒に蒸発してしまいます。
保湿クリームは夜より朝
普段、デイクリームとナイトクリームをお使いと思います。様々な効果を目的としたクリームが存在しますが、
肌の保湿を考えると、保湿目的のクリームは、夜よりも朝使うことをおすすめします。
成長ホルモンが分泌されるのが、就寝直後の数時間と言われていることもあり、保湿効果のあるクリームは
夜使う方が多いかもしれません。しかし、実際は、乾燥しやすいのは、夜よりも日中。
とくに、これからの乾燥が気になる季節に入ると尚更 日中は乾燥します。
朝に、保湿効果の高いクリームを使い、夜は美容成分がたっぷり含まれたお悩み別のクリームを使うことをおすすめします。
乾燥じわを加速させるその他の要因
乾燥じわの一番の要因は、間違いなく肌の水分不足ですが、それ以外にも様々な乾燥じわを加速させる要因が
あります。
- 紫外線によるダメージ
- 乱れた食生活
- 睡眠不足
- 運動不足
- ストレスの蓄積
- ホルモンバランスの乱れ
保湿すると同時に、こうした要因にも注目し 同時に改善していく必要がありますね。
まとめ
とにかく 乾燥じわの予防、改善のためには、早い段階で対策を打つことが非常に重要。
なぜなら、まだ乾燥じわの段階であれば、基本的には角質層の対策だけでカバーできるから。
これからの季節、保湿重視のスキンケアで、小じわのない若々しい目元で迎えましょう♪
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