女性のお肌の悩みの中でも、20代~80代まで年代を問わずに共通して聞かれるお悩みの一つが
くすみ。
例えば、しみや、しわなどのお悩みは、やはり年代が上の方ほど、どんどん増える傾向にありますが、
このくすみに関しては別。年代関わらず、多くの方が抱えられるお悩み。
くすみがあるとどうしても不健康で、老けて見えてしまいます。
自分自身の気分もすごっく下がりますよね。
逆にくすみのないお肌は、色白にみせ、光も味方につけ、より肌を綺麗に見せてくれます。
そりゃあ、くすみのない肌を目指したいですよね!
ところが、ここで難しい問題が。
それが、自身のくすみの原因がなかなか自分では分かりづらいということ。
そこで、ここでは考えられるくすみの原因と、
自身のくすみの原因がどれに当たるのかを見極めるお手伝いができればと思います。
血行不良
女性のくすみに多いのが、この血行不良。
体の冷え、睡眠不足、日常的な疲れなど様々な原因によりこの結構不良は起こります。
血液は、酸素や栄養分を身体中に送り届け,また
二酸化炭素や老廃物などの不要物質をまた回収するという大切な働きをします。
ところが、この流れがスムーズ出なかったり滞っていたりすると新陳代謝の機能が乱れ、
当然肌のターンオーバーにも影響を与えます。
な肌細胞が再生されなければ、お肌はハリや艶をなくしてしまうのです。
血行不良の改善方法
血行不良の解決法の一つとして、マッサージが挙げられますが、マッサージの仕方によっては、
逆にくすみを加速してしまったり、しみシワの原因になってしまいます。
運動や半身浴などで体全体を温めることにより血行促進を促すことが先決。
血行不良によるくすみの特徴
- 目の下にクマができやすい
- 手足が冷たい
- お腹がいつも冷えている
- 顔に疲労感がある
- 肩こりが慢性的である
- 血行不良は、自身でも認識しやすいと思います。
紫外線によるメラニン色素の増加
紫外線は、最も肌老化を進行させるものの一つ。
紫外線によるダメージから肌を守るためにできるのがメラニン。シミの原因となるものです。
シミというと、悪者のイメージですが、
その元となるメラニンは肌を刺激から守るための防御反応の一種。
メラニンの色素が、褐色のため、その部分がどうしてもトーンダウンしてしまうのです。
シミとして沈着する前であれば、ターンオーバーの流れで、やがて排出していくのが本来。
しかし、そのターンオーバーが滞っているとメラニンが溜まっていってしまい、
くすみとして現れてしまいます。
メラニン色素増加の改善方法
まずは、日頃から紫外線対策を万全にしておくことが重要。
特に年齢を重ねるほどに色素は沈着しやすくなるので注意が必要です。
また、ターンオーバーが正常であれば、
たとえ多少の紫外線のせいでメラニンが発生してもすぐに排出されます。
日頃からターンオーバーを乱さないホームケア、生活習慣、保湿などを心がけましょう。
その上で、美白ラインを使ったお手入れをするのもオススメです。
メラニン色素増加によるくすみの特徴
- あまり紫外線対策をしていない
- 外回りなど、外出していることが多い
- 肌が茶色っぽい
- 部分的にくすんでいる
乾燥
乾燥によって肌表面のキメが乱れるとその部分が凹凸になり、光のあたりにより、
その部分が壁になってしまい暗く見せてしまいます。
乾燥肌の方はもちろん、冬場など乾燥がきになる季節になると
くすみが気になりだすようなかたは、これが原因かもしれません。
乾燥の改善方法
保湿に重きを置いたケアをすることで、くすみは改善されます。
ホームケアでは、高品質の化粧水をたっぷり使ったり、こまめに保湿パックをしたりなどの
解決法がありますが、最も最短の近道は、クレンジングの見直し。
乾燥でお悩みの方に80%は、このクレンジングの見直しで改善するはず。
くすみの原因が乾燥によるものであれば、正しいクレンジングを2週間ほど続けることで、
くすみは改善されるはずです。
乾燥によるくすみの特徴
- もともと乾燥肌
- 肌がガサガサしている
- お風呂上がり、すぐに化粧水を塗らないと突っ張る
- 冬場に特にきになる
角質肥厚
くすみがきになる方の多くがこの角質肥厚。
この角質肥厚もターンオーバーが大きく影響します。
皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層からなり、さらにその一番面の表皮は、4層に分かれています。
表皮の一番下の層で生まれた細胞が、どんどん上に押し上げられ、
最終的には垢となって剥がれていくサイクルは28日周期(理想)と言われています。
そのサイクルのことをターンオーバーといい、つまりは、皮膚の生まれ変わりのことです。
ところが、このサイクルが、間違ったホームケア、生活習慣の乱れ、乾燥など
あらゆる原因により、乱れ、垢になって剥がれていくはずの不要な角質が部分的に残り、
どんどんと溜まっていってしまうこと、それが角質肥厚です。
角質肥厚の改善方法
角質肥厚を改善するなら、メラニン色素増加の解決法と同じく、
まずはターンオーバーを正常化させること。
生活習慣の見直し、正しいホームケアが必須。
特に、角質肥厚の場合は、クレンジング、洗顔を見直すことで効果は早く期待できます。
また、定期的に、ゴマージュ、セルフピーリングなどをするのもオススメ。
ただし、極度の乾燥状態であったり、敏感な状態の時は、ピーリングはNGです。
角質肥厚によるくすみの特徴
- 皮膚に硬さを感じる
- 肌がガサガサしている
- 洗顔すると明るくなった気がするがすぐに元に戻るクレンジングについての関連記事はこちら
酸化
酸化によるくすみの方もとっても多い。
りんごをカットして、そのまま放置すると、空気に触れ、茶色くなってきますよね。
あれが酸化です。
人の顔でも同じことが起こります。
毛穴の中の皮脂や過剰な皮脂を放置することで活性酸素が発生し、
それが酸化してしまうケースや、メイクの流し残しが酸化してしまうケースも。
特に多いのが、オイルクレンジングによる洗い残し。
洗浄力の高いオイルクレンジングが毛穴の中や表面に残ったままで、
さらにそこに紫外線が当たったりすることで、酸化が加速しくすみの原因になります。
また、古い化粧品をいつまでも使っているとそれも酸化の原因になります。
化粧品は、一度開封したら、使用期限を大幅に超えて使い続けるようなことがないように気をつけましょう。
酸化の改善方法
まずは、皮脂の過剰な分泌を防ぐことが大切。
皮脂が過剰になると、それを強引に取り除いたり、
あぶらとり紙を使ったりする方もまだ多くいらっしゃいますが、それでは逆効果。
強引に取り除こうとすれば、その分だけさらに分泌されるだけ。
そんなときは、しっかりと水分を与え保湿することで、油分水分のバランスを保つように心がけます。
また、クレンジングの際には、クレンジング材の洗い残しに気をつけましょう。
とくにオイルクレンジングを使っている方は、特に注意。
オイルクレンジングは、洗浄効果が高いというメリットもありますが、
水で落としにくいというデメリットもあります。洗い流す時は、しつこいくらいしっかりと流すように。
そして、当然ですが、余っているからといって、あまり古い化粧品を使ったりするのもNGです。
また、酸化は紫外線に当たることで進みます。しっかり日やけ止めを塗るなど、紫外線ケアも
酸化を防ぐポイントです。
酸化によるくすみの特徴
- 顔色が黄色っぽい
- オイルクレンジングを使っている
- 古い化粧品を使っている
- 紫外線ケアをしていない
- メイクをしている時間が長い
糖化
最近よく聞く糖化。
糖化は、お肌に害を及ぼすということが最近の研究でわかってきて、
今様々な化粧品メーカーの研究所で、糖化に対策する化粧品開発が進んでいるそうです。
過剰に摂取しすぎた糖質が、体内のタンパク質と結合すことで、
AGEs(終末糖化産物)という物質に変わり、それが、皮膚全体の老化を早めます。
特にくすみと直結する所以は、この糖化が皮膚の一番表の角質層でも
起こるということ。この角質層を構成する成分の一つケラチンが糖化すると褐色に変色するのです。
これが、糖化によりくすんで見える直接的な原因です。
糖化の改善方法
糖化の原因は、取りすぎた糖質が、タンパク質にくっついてしまうことが原因。
ですから、まずは糖質を過剰に取りすぎないことが大切。
白米、パン類、菓子類、麺類、根菜など糖質の多い食品の過剰摂取には気をつけましょう。
また、糖化をすすめるAGEsが多く含まれる食品というものがあります。
その代表が肉類、油、チーズ等。
しかし、これらも調理方法によって、 AGEsの含有量は変わるそうです。
糖化については、別途改めてブログ記事を書きたいと思っています。
糖化によるくすみの特徴
- 日常的に炭水化物を好んで食べる
- ジャンクフードやお菓子類をよく食べる
食生活に問題がある
まとめ
いかがでしたか。ここでは、6つの原因に分けましたが、
これらのくすみの原因は、それぞれが関連しているところも多くあります。
大まかにまとめてしまうと、
血行
正しいホームケア
食事
この3つに集約されるように思います。
くすみの原因によっては放置することで、定着しやすくなってしまいます。
現れてしまったくすみは、早めの対処が肝心。
正しいケアで、透明感のある艶やかな肌をキープしましょう。
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