グリーンピールのお客様のなかには、ニキビ、ニキビ跡でお悩みの方は多くいらっしゃいます。
ニキビ跡といってもその種類は様々。
赤みが残っているニキビ、シミのように色素沈着してしまっているニキビ、そして、一番厄介なのが、凸凹とクレータ状になってしまっているニキビ。
色素沈着の段階や、多少の赤みであれば、一時的にメイクなどで隠すことができますが、
クレーター状になってしまうと、凹凸になっているのでファンデーションで隠すこともできず、
また深い凹凸だとリキッドファンデーションだと溝に入って、残ってしまったり。
とにかく、とっても憂鬱。
一般的に、クレーターになってしまうとセルフケアだけで改善することは難しいと言われます。
残念ながら、それは事実。
ですが、だからと言って、諦めてしまうのはまだ早い。
確かに、クレーター状のニキビを、セルフケアだけで、完全に消すことは難しいですが、
根気よくケアをすることで、薄くなったり、目立たなくすることは可能です。
まずは自身のクレーターの状態を把握し、自身にあったケアを早く見つけて、改善を目指しましょう。
クレーター状ニキビとは?
皮膚は、外側から、表皮、真皮、皮下組織と3層に分かれていますが、
一般的には、化粧水が浸透するのはこのうちの表皮まで。
そして、皮膚の弾力やハリを作るコラーゲンやヒアルロン酸などが含まれているのが、
真皮層。脂肪などを中心に形成されているのが、
さらに下の皮下組織で、ここは一般的には化粧品でケアできるところではないと言われています。
そして、クレーターニキビというのは、赤いニキビが更に悪化し、炎症が進行し、
真皮層、更には一番下の皮下組織まで破壊してしまい、それが、凹凸となって残ってしまっている状態です。
クレーターニキビ 3つの種類
クレーターは大きく分けて、以下の3種類に分類することができます。
ローリングタイプ
丸く穴を掘ったような凹みで、穴の大きさは4mm以上と少し大き目。
大き目なので、目立ってしまうものの、深さがアイスピックよりは浅い。
まだニキビの段階の時に、触り過ぎてしまい、真皮が傷ついてしまった結果できます。
アイスピックタイプ
穴のサイズは2mmと小さめですが、その名の通り、アイスピックのように三角の円錐状に穴があくタイプ。
穴は小さいですが、深く空いているので、
意外と目立ってしまい、レーザー治療などでも改善は難しいと言われています。
ボックスタイプ
ボックスタイプの凹みは表皮&真皮の部分までで、比較的浅いタイプなので、一番治療はしやすいクレーター。
しかし、肌表面に対して、垂直に凹み、名前の通り、箱型に凹んでいるので、意外と目立ってしまうタイプ。
美容皮膚科での代表的なクレーター治療
ピーリング
ピーリングといえば、ケミカルピーリングをよく聞きます。ケミカルピーリングは薬剤を使って、
皮膚の一番外側の角質を溶かして除去していく治療です。 薬剤の他にも、ダイヤモンド粒子や、アルミ粒子、
赤外線レーザーなどを使うピーリングがあります。しかし、ピーリングの場合、1回で解決するわけではなく、
複数回繰り返しながら、少しずつ薄くなっていくというイメージです。
レーザー治療
レーザー治療というのは、特定の波長の光を顔に当てるというもの。炭酸ガス、冷却ガス、フラクセル等
レーザーの種類は様々だけれど、多少の痛みが伴うこと、一時的に当てた部分がシミのように濃くなることが
あるデメリットもあります。
FGF治療
FGFとは線維芽細胞増殖因子と呼ばれる人体で作られるたんぱく質の一種を注射で、クレーター部分に注入し、
線維芽細胞を増殖させて、その部分の組織を再生させる働きをします。
ちなみに、この線維芽細胞とは、肌の弾力や、はりを作り出すコラーゲンや、ヒアルロン酸、エラスチンを生成する
働きをするもので、通常は老化と共にどんどん減少するもの。FGF治療により、この線維芽細胞を増やすことで、
クレーター部分の肌細胞を再生させるというわけです。注入してから、効果が現れるのに1ヶ月ほどかかります。
PRP皮膚再生療法
PRPというのは、自身の血液から抽出した多血小板血漿のこと。採血した血液を、
遠心分離機にかけて、血小板だけを取り出し、さらにそれを何倍も濃縮させて注射器によって再び体内に戻します。
自身の血液を用いるので、異物を体内に入れるわけではないのが安心なポイントですね。
先日、美容家のIKKOさんが、このPRP療法を行っているところをテレビで放送されていました。
エステサロンで受けられるグリーンピール
ベルソワンで取り扱っているグリーンピール。クレーターの改善が見込める施術の中でも、医療ではない、
エステサロンで受けられる数少ないプログラムのうちの一つだと思っています。
ピールとつくので、ピーリングと間違える方もいらっしゃいますが、メカニズムが少し違います。
ごく簡単にいうと、ピーリングが外から強制的に皮を剥くのに対して、グリーンピールは、
中から育てて、自身の肌の再生力を使って剥離させます。その再生力を促すものが、酸などの薬剤ではなく、
100%天然ハーブであるというのが最大の特徴です。
グリーンピールについてはこちらのページをご参照ください。
クレーター改善 セルフケアでできること
ターンオーバーを正常に
ご存知の通り、ターンオーバーといえば、皮膚の生まれ変わりのサイクルのことで
一般的には、一番外側の角質層の話。
ですが、その角質層を育てる一端は真皮の働きによるものです。
アイスピック型のようなかなり深いクレーターを消すことは難しいですが、
根気よく続けることで、ダメージを受けた肌の改善を助けます。
クレーターにターンオーバーは関係ない、と思わずに、美肌作りのための
ケア方法を忠実に実施することは、クレーター改善のためにも重要です。
セルフピーリング
今は、自宅で気軽にできるピーリング効果がある化粧品などもあります。
クレーターは、もともと肌が硬くなっている方にできやすいと言われています。
肌が硬くなったり、角質が溜まりやすい方の場合は、時々、セルフピーリングなどをすることも手段の一つ
ただし、これは、クレーターニキビに限ったことです。
まだ赤みが残っているようなニキビが残っている場合は、ピーリングは避けましょう。
(グリーンピールの場合は、現役のニキビとクレーター状のニキビが混在していても、どちらにも同時に働きかけることが可能です)
ターンオーバーについてはこちらもご覧ください。
新しいニキビを作らない
クレータータイプのニキビ跡がある方の中には、未だに新しいニキビが出続けているという方も多くいらっしゃいます。
そんな場合は、まずは、炎症ニキビを改善することに集中することをお勧めします。
元々は、ニキビというひとくくりの症状だったはずなので、まとめて一緒にケアしようと考えてしまいそうなものですが、
先にも書いた通り、現役ニキビと、クレーター状ニキビ跡は、ダメージを受けている場所が違います。
治し方には違いがあります。
まずは、新しいニキビができないよう、また、今出ているニキビや軽いニキビ跡をまずは改善させるため、
正しいスキンケアや、生活スタイルに注意し、ニキビがない状態に持って行ってから、
クレーターニキビ対策に力をいれましょう。
ニキビ対策についてはこちらのブログもどうぞ
シミソバカスを作らない
クレーター状のニキビ跡は、シミソバカスがあるかないかで、その見え方は大きく違います。
クレーターの改善は簡単ではないですが、土台の肌を日頃からきちんとケアし、
肌味を均一に保つことで、クレーターは、かなり目立たなくなります。
逆に、クレーター跡の土台になる部分に、シミやソバカスがあったり、色素沈着している部分があると
クレーターは余計に目立ってしまいます。
しみ、ソバカスの有無だけでなく、毛穴が締まり、艶ハリのある、いわゆるきめ細かい肌であれば
なお、クレーターを目立たなくなるはずです。
セルフケアでどれほどの効果が見込めるの?
ご存知の通り、表皮の生まれ変わりは、28日周期と言われています。いわゆるターンオーバーのことです。
ですから、表皮の肌トラブルであれば、丁寧な正しいケアを続けていれば、1ヶ月ほどで改善されていきます。
しかし、クレーターの場合は、真皮層、皮下組織までダメージを受けているということ。
表皮の生まれ変わりが28日と言われる一方、
真皮層の生まれ変わりは、6年以上と言われています。
ですので、クレーターを改善しようとするならば、そのくらい長期的に気長にコツコツとケアを続ける必要があります。
(ちなみに、グリーンピールはこれを早める働きをします。)
それでも、ホームケアだけで完全にクレーターを消すということはかなり難しいことですが、
諦めずにコツコツ続けられている方と、何もしなかった方では確実に差が出るはずです。
まとめ
クレーター改善方法は、自宅でのホームケア、エステ、美容皮膚科といろいろあります。
一般的には、やはり 皮膚科での治療が最も効果が早いですが、当然ながらリスクもあります。
今回あげた、治療法もごくごく一部で、他にも様々な手段が存在するので、
治療を受ける場合は、十分に調べ、信頼できるクリニックを見つけ、納得行くまでお医者さまに相談することをオススメします。
そして、治療を受けることを選ばない方の場合は、それで諦めるのではなく、できることをコツコツと続けましょう。
ホームケアやエステだけでもできることはあるのです。
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