前回のブログ「どんな化粧品も効かないという方の3つの共通点」
で 何をやっても効果を感じないと言う方の共通点の一つに、
皮膚が硬くなっている
と言うものをあげました。
皮膚が硬くなっていると、せっかく良い化粧品を使っても、それがなかなか内部に
浸透してくれません。
そんな硬くなったってしまった皮膚の原因の一つ。
それが、慢性的な乾燥肌 にあります。
ここでは、前回のブログに続いて、
慢性的な乾燥肌の改善方法についてご案内したいと思います。
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慢性的に乾燥状態に陥っているお肌を効果的に、普通肌に持っていくには、多少の時間はかかります。
そして、皮膚トラブルは常に、一つの要因で起こるとは限らず、様々な要因が絡まり合った
結果のその肌なのです。
保湿効果の高い化粧品を使ってさえいればいいわけではありません。
最短で、確実に慢性的な乾燥肌を改善するには、主に、以下の3つの方法を同時にアプローチするのが理想的です。
それが、
- 体内からの対策
- スキンケアによる対策
- 外気の調整
です。
ではそれぞれを順番に解説していきます。
体内からの対策
皮膚は内臓の鏡 とも言われたりします。化粧品の効果は今や驚くべきものがありますが、
深刻になってしまった乾燥肌に対しては、同時に、 中からの改善が必須です。
ビタミン、ミネラル などのサプリメントをとったりも確かに大切。
そして、最近では、コラーゲン、セラミド、ヒアルロン酸など
皮膚の潤いに直接関係する保湿成分が錠剤のサプリメントとして、販売されています。
ですが、それらは、数週間摂取したところで、すぐに効果が出るはずもなく。
(専門家によっては、なんの意味もないという方もいる程)
サプリメントを摂るよりも、もっと効果的で、
真っ先に摂取すべきもの、
そして、慢性的な乾燥肌に悩まされている方ほど、不足しているもの、
それが 水 です。
人間の体の65%が水分と言われており、理想的な1日の水分摂取量は2.5リットル程度。
美容に必要な水分についてはこちらのブログも是非ご覧ください。
意外と、見落としがちですが、極度の乾燥肌の人の多くは、水分の摂取が極端に少なかったりします。
水分不足の方は、同時に、便秘がちでもある。
便秘が慢性化することで、さらに肌荒れを起こしたり、まさに悪循環なのです。
慢性的な乾燥肌の人は、サプリメントも良いですが、
その前に、十分量の水分を摂取しているか振り返ってみてください。
理想的な水分摂取の方法については、こちらもご覧ください。
スキンケアによる対策
当然ながら、保湿に重きを置いた スキンケアが必要となりますが、
何も水分を入れ込むケアをすればいいと言うわけではありません。
その前に、必要なのは、今以上に水分を逃がさないことです。
クレンジングの見直し
乾燥肌の方は、絶対的にミルククレンジング をお勧めします。
まだ、ミルククレンジング でない方は、すぐにでも変えていただきたいところ。
泡洗顔は、さっぱりして気持ちいいかもしれませんが、乾燥肌の方には向きません。
洗浄力の高い、オイルクレンジングも、洗浄効果が高いというメリットもありますが、
場合によっては、皮膚の潤いを保つために必要な油分までも取り除いてしまいます。
理想的な皮膚の状態を維持するには、多少の油分も必要なのです。
クレンジングについては、こちらのブログをあわせてお読みください。
たっぷりの化粧水を
化粧水はケチらずたっぷり使うことが鉄則。当然保湿効果の高い化粧水がgood.
使い方は、コットンに取っても、手でとっても 好きな方で良いですが、
特に乾燥肌の人は、コットンの使い方に注意しましょう。
乾いたコットンは、皮膚に刺激になります。
コットンを使用するときは、特にケチらずたっぷり量を含ませて使うようにしましょう。
両手を頬で包んで、パチパチしたときに、頬が手にひっついてくるくらい、
皮膚がしっとりするように保湿しましょう。
化粧水の使い方については、こちらのブログも参照ください。
外気の調整
湿度を保つ
皮膚は、成人の場合で、平均、1.6㎡もあると言われており、
体のあらゆる臓器の中で、唯一の外気に直接さらされている臓器です。(他には、眼球もありますが。)
外気の状態により、かなり左右されてしまうのは、考えれば当然。
お肌にとって理想的な湿度は、60%程度。
日頃から、湿度を意識し、加湿器などで調整することが、乾燥肌からの脱却には必要です。
紫外線
ブログでも何度となく、触れていますが、紫外線は最も皮膚の老化を進行させるものです。
極度の乾燥肌の状態というのは、簡単にいうと、うろこ状に張り巡らされた角質が、
部分的に剥がれてしまっていたり、浮いてしまっていたりという状態にあります。
その隙間から、紫外線が直接中に入り込み、刺激を与えます。
さらに乾燥してしまう、悪循環に陥りますので、紫外線対策は、必要不可欠です。
紫外線対策にもいろいろありますが、絶対欠かせないのが、日焼け止め。
ですが、乾燥肌の人は、特に、この日焼け止めの質にも注意が必要です。
あまり強い日焼け止めは、それを落とすのにも一苦労。普通のミルククレンジング では落とせませんので、
必然的に洗浄効果の高いクレンジングが必要になります。
日焼け止め自体が、乾燥肌を加速させる上、クレンジングの際にも、皮膚に負担をかけるというダブルパンチです。
乾燥肌の方ほど、皮膚に優しいタイプの日焼け止めをチョイスするようにしましょう。
まとめ
ついつい、スキンケアだけに頼ってしまいがちな 乾燥肌。
もちろん、生まれながらの体質的なものもありますが、
よくよく振り返ってみると、普段のライフスタイルのどこかに乾燥肌になってしまう
所以が見つかるはずです。
効果な化粧品やサプリメントに飛びつく前に、すぐにできることから注意してみましょう。
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