肌荒れ・ニキビ! 改善の鍵はホルモンバランスの乱れにあった

ニキビ

日々、様々な肌トラブルをお持ちのお客様にお会いしておりますが、そんな中グリーンピールのリピーター様で多いのが、ニキビ、ニキビ跡。

ニキビ、ニキビ跡でお悩みの方の中には、

若い頃からニキビで悩まれていた方もいらっしゃれば、

20代から30代手前頃になって、ある日突然ニキビが現れ始めたという方もいらっしゃいます。

ニキビの原因は、これ!と断定することはとても難しく、大概は様々な要因が絡まって悪化していくケースがほとんどです。

しかし、様々な要因があるものの、根源を辿れば、

ニキビが出来る直接的な原因の多くは、過剰な皮脂の分泌

そして、その過剰な皮脂の分泌にも 様々な理由が考えられますが、

大きな原因の2つに、

乾燥

ホルモンバランスの乱れ

があります。

どちらも、ニキビに限らず、美肌を維持するためには絶対に避けたいポイントですが、

乾燥はすぐに気づいても、ホルモンバランスの乱れはなかなかご自身で気づいかないことも多いです。

今回は、そもそも、ご自身のホルモンバランスが乱れているのか。

そして、乱れているのであれば、そのホルモンバランスの乱れを正す方法 を ご案内します。

 

ホルモンバランスって何?

ホルモンは100種類以上存在し、体内のあらゆる機関や臓器でごく少量ずつ分泌される物質です。

血液を通じて全身に運ばれて、身体の機能を正常に働かせる役割があります。

そんな数あるホルモンの中で、特に、女性のお肌の状態や生理現象に関わっているのが、

「女性ホルモン」でこれは脳の視床下部から指令が出され、卵巣で分泌されています。

そして、女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があり

、女性の身体は、この2つが一定の間隔で、片方の量が増えたり減ったりしながら、

バランスをとっています。

それが、よくいう「ホルモンバランス」と言われるもの。

こちらが、正常なホルモンバランの状態。

ホルモン分泌

【図は、以前寄稿させていただいた《キレイの先生》日隈、執筆記事より拝借】

一般的には、生理が終わる頃からエストロゲンが増え、プロゲステロンは減る

排卵期頃にその2つのホルモンのバランスは逆転し、生理前になると、

逆にプロゲステロンが最大量に増え、エストロゲンが減るのです。

この一般的なバランスが崩れ、2つのホルモンの増減が乱れていたり、

逆に変化がなく一定であったりする状態がホルモンの乱れ。

女性ホルモンの量は、一生でティースプーン一杯分の量しか分泌されないと言います。

そのホンの少量が微調整されて、日々分泌されているため、小さなことで、ホルモンバランスは大きく乱れてしまうのです。

2つのホルモンの代表的な特徴がこちら。

エストロゲン (卵胞ホルモン)

・妊娠を準備するホルモンで
・肌が安定し艶が出る
・代謝が良くなりダイエット効果も高まる   等

プロゲステロン(黄体ホルモン)

・妊娠を助けるホルモン
・皮脂の分泌が植える
・肌の調子が悪くなる
・精神的にも不安定
・食欲が増す   等

生理前は、美肌ホルモンとも言われるエストロゲン量が減り、プロゲステロンが増える

のが通常なので、どうしても、肌荒れを起こしたり、皮脂量が増えてニキビが

できやすかったり、精神的にもイライラしがちだったりするというわけですね。

ですから、こうした症状が現れるのは、普通のこと。

ただ、このホルモンバランスが乱れを起こすと、こうした通常のバイオリズムも

乱れ、時期に関わらず、エストロゲンが減ったり、プロゲステロンが増加したり

してしまうのです。

 

ホルモンバランスの乱れを正すために。

基本の基本ですが、ニキビを改善するためには、絶対的に守るべき大事なことです。

良質な睡眠をとる

良質な睡眠をとる

言わずもがな、良質な睡眠をとることは非常に大切です。ポイントは、《良質な》というところ。

よくシンデレラタイム などと言って、午後10時~午前2時の間に成長ホルモンが分泌されるので、

美肌にとっては、この間に寝ていることが大切だという話を聞いたことありますよね。

しかし、実際にはこれは間違い。最近の研究では、実際のシンデレラタイムは

眠りについてからの3時間。

最初の3時間にどれだけ良質な睡眠をとれるかが重要。

睡眠時間を10時間とっていても最初の3時間の質が悪ければ、良い睡眠がとれてるとは言えないですし、

逆に5時間であっても、最初の3時間の質が良ければ、逆に良い睡眠がとれてることになるというわけです。

 

食生活を見直す

納豆

やはり、バランス良い栄養を摂ることが必要です。

特に注意するべきは、脂肪&糖質の取りすぎ。そして逆に不足しがちな、良質なタンパク質やビタミン、ミ

ネラル等を積極的に摂ることなどが挙げられます。

とくに以下の3つの栄養素を意識して取りましょう。

イソフラボン

ポリフェノールの一種であるイソフラボン。 イソフラボンは、生理終わりころから増える、エストロゲンと同じような働きをします。

エストロゲンが不足すると、肌荒れが起きたり、ニキビができたりしやすくなるので、

このイソフラボンを意識して摂ることが大事。

イソフラボンと言えば 大豆食品。

豆腐、納豆、味噌 などの大豆食品を積極的に取りましょう。

があります。

ビタミンB6

ビタミンB6もイソフラボン同様、エストロゲンの働きに大きく携わります。

さらには髪の毛や皮膚を作るタンパク質の代謝も促進させる働きがあるので、

イソフラボンと並んで、ホルモンバランスを整えるための必須栄養素です。

ビタミンB6を含む食べ物は、 マグロなどの赤身の魚、レバー、ナッツ、大豆類などがあります。

ビタミンE

ビタミンEはホルモン分泌器官に多く含まれており、

細胞膜の酸化を防いで安定させることでホルモン分泌のバランスを整えているといいます。
日本ビタミン学会 「ビタミン90巻」参照

よって、ビタミンEが不足すると月経不順を起こしたり、更年期の症状を促進させたりします。

ビタミンEが豊富な食べ物は、やはりアーモンド等のナッツ系、かぼちゃ、うなぎなどがあります。

他にも、重要な栄養素はたくさん考えられますが、ホルモンバランスを整えやすくするという観点で考えると、

この3栄養素を意識するだけでだいぶ違うはず。

そして、こうして並べてみると 3つのいずれの栄養素も含まれる代表的な食品が思い浮かびます。

それは、大豆。大豆食品もいろいろありますが、その中でもダントツおすすめは、

納豆。

納豆を1日1パック摂ることで、ホルモンバランスを整える主要栄養素の多くを補うことが可能です。

美肌を作るという観点からも、あらゆる食品の中でもダントツの美肌食品。

今日から納豆を食べましょうね♪

ストレスを溜めない

ストレスを溜めない

ホルモンの分泌をコントロールしている場所、それは脳の中の 視床下部です。

そして、視床下部がコントロールしているもう一つ大きなものが自律神経。

同じ視床下部がコントロールする、ホルモン分泌と自律神経は大きく影響を受けあうのは当然ですよね。

肉体的、精神的なストレスを受けることで自律神経を乱し、それがホルモン分泌をも乱すというわけです。

ストレスを溜めない方法は、例えば呼吸法であったり、適度な運動、半身浴出会ったり、友達とのおしゃべりだったり、歌うことだったり、様々。

自分の場合は、どうすれば、ストレスが解放されるか、気持ちがスッキリするか、

その決まった方法であったり、場所であったりを見つけ、それを習慣化しておくのがオススメでとっても大事なことです。

体を温める

身体を温める

冷えは万病の元とよくいいますが、ホルモンバランスの乱れにも体の冷えは影響します。

理想的な体温は37度といいますが、それは身体の深部の体温の理想であって、

普通の体温計で測るならば、36.7度程度の体温を維持するのが良いようです。

逆に36.5度以下の方は要注意。  ご自身の平均体温を上げる努力が必須です。

そもそも私って、ホルモンバランス乱れてる?

しかし、しかしです!

ホルモンバランスを安定させるためにどうしたらいいのかはわかっているけど、

そもそも、ご自身がホルモンバランス乱れているのか、はたまた、この肌荒れやニキビが

ホルモンバランスの乱れが原因であるということを把握できていないことが多大にして

あります。

また、特に大きな肌荒れやニキビはない、大きな身体の不調もない、、、、という方でも、

実際には、ホルモンバランスは乱れているにも関わらず、慢性化しすぎて気づかなくなっているというケースも多いです。

どんな方でも、一度、ご自身のバイオリズムを把握しておくことは、美肌を作る上でも非常に重要。

そこで、ご自身のホルモンバランスの安定を確認いただくために、

女性であれば、是非やってみていただきたいこと、、、それが

基礎体温の把握 なのです。

基礎体温を把握する

基礎体温の測り方

1. 基礎体温を測る時は小数点2位まで測れる体温計を用意する。

2. 測るのは朝起きてすぐ。朝起きたら、ベットをでて活動する前に横になったままの状態で測ってくださいね。

小数点以下の微妙な温度の変化なので、ちょっとした活動ですぐに体温は上がってしまい、正確な数値を記録できません。

3.  これを、グラフにして記録する。
最近では、簡単に記録できるアプリ等もたくさんあるので、使うと便利です。

4.  できたら、これを最低でも3ヶ月は続けてみる。

ホルモンバランスが正常であれば、こんな風に基礎体温の変化があります。

基礎体温グラフ

(オムロンHPより拝借)

生理後から排卵日までが低温期。

排卵日から生理前までが高温期です。

基礎体温からわかること

この2段階の体温差がある方でご自身のこの体温グラフが判ることで、

以下のようなメリットがあります。

・肌の不調な時期を予測できる

・それに併せてスケジュールがたてられる

・不調になることが判っているので心の余裕が持てる

・ストレスが減る   等

問題は、この2段階の体温差がなかった場合。

重症のニキビや肌荒れ、何をやってもニキビが治らない方に、この基礎体温の

記録をしていただくと、、、、

大抵の場合、この2段階の温度差がありません175.gif

つまり、ホルモンのバランスが乱れているという事です。

ホルモンバランスが乱れている という事実がわかれば、

あとは、前記したホルモンバランスの乱れを整えるための

取り組みを続けるだけなのです。

まとめ

いかがでしたか。【ホルモンバランスの乱れ】という言葉はよく聞くけれど、

実際に、ご自身のホルモンバランスが乱れているのかを把握できている人は少なかったりします。

ニキビ、ニキビ跡を改善する為にも、また美肌を維持するためにも

日頃から、ご自身のバイオリズムを把握しておくことは非常に重要で有用でもあります。

そんな偉そうに言っている私ですが、私が初めて基礎体温を測ったのは、

32歳頃、初めて不妊治療を始めた時でした。

私の場合は、ホルモンバランスは乱れていることはありませんでしたが、

これを測ったことで、イライラして夫と喧嘩になりがちになるタイミングがわかったり、

高価な化粧品を使ってもあまり効果を感じない時期がわかったり、思いもよらぬ

様々な発見がありました。

これは、実際やってみて、初めて気付くこと。

ニキビ、ニキビ跡でお悩みの方も、そうでない方も、是非一度、基礎体温の記録を試して見てください。

3ヶ月続けることが理想ですが、それが難しければ、1ヶ月でも.

そして、もしもホルモンバランスの乱れが見られることがわかったのなら、

まずは、

良質な睡眠をとる努力をすること

ホルモンを安定させる食事を意識すること

ストレスを軽減させる生活をすること

身体を温めること

この4つを徹底的に意識した、生活を心がけて見てくださいね。きっとニキビは改善されるはずです。

 

 

 
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