2月もいよいよ終わり、まだまだ寒い日が続きますが、日によっては、
もうすでに春を感じられる日も増えてきました。
とっても気持ちいい、季節がやってきますが、 花粉症の方にとっては辛い季節です。
サロンにて、初めてご来店頂くお客様には、必ずカルテをご記入いただくのですが、
そのカルテの質問事項にあるのが、
「アレルギー はありますか?」
この質問で、圧倒的に丸がつくのが、花粉によるアレルギー。
しかも年々増えているように感じるのは気のせいでしょうか。
現代人の食生活や生活習慣の変化により、アレルギー体質の方が増えているであろう、今日この頃。
この時期特有の肌荒れを見極めて、なるべく負担なく乗り切る方法を見つけましょう。
その肌あれ、花粉症かも!?
もともと長年の花粉症をお持ちの方であれば、この季節になるとご自身の肌の変化にも気づき、
対策できる方もいらっしゃると思います。
しかし、ご存知の通り、花粉症は ある日突然症状が現れたりするもの。
その症状が花粉症のせいだとは気づかないまま、 なんとなくスッキリしない肌荒れに悩まされ続ける、、、
という方がけっこういらっしゃいます。
また、ご本人は気づいていないけれど、お肌を見させていただいてはじめて、
ひょっとして花粉症なのではないか、、、、と気付いた、というケースも。
毎年、特定の時期になると肌荒れをおこし、痒くなったり、ムズムズしたり。
ある時から突然、いつものスキンケアがしみたり、肌に合わなくなったように感じたり。
ひょっとしたら、それは花粉症のせいかもしれません。
花粉症による肌あれを悪化させる3つのこと
過剰なお手入れ
お肌の調子が悪いからと、あれやこれやいつも以上に過剰なお手入れをしたり、
お肌に活力を与えようと高濃度美容液などを使ったりしていませんか。
確かに、お肌の調子を良くするために、いいものを投入する!!という思考は、わからなくはないですが。
これは逆効果。
お肌の調子に違和感を感じたとき、または調子が良くないと感じたときほど、極力シンプルケアに努めるのが正解。
美容液などの使用はストップして、過剰はお手入れはしない。
クレンジング、ローション、クリーム と ごくごくベーシックなスキンケアにシフトしましょう。
マスクやティッシュの多用
花粉を防ぐためにしているはずのマスクが、逆に肌荒れの原因になってしまっていることが多々あります。
確かに、最近ではかなり高機能はマスクも開発され、この季節、花粉症の方にとっては必須アイテム。
しかしながら、そのマスクが敏感になっている皮膚に擦れることで、悪化しています。
花粉が飛ぶ日の外出にマスクが必須なのは仕方ないとして、室内では必ずしも外したり、
さほど飛散してない日は使わないようにしたり、マスクの使い方には注意が必要です。
さらに、マスクに関連してもう一つ。 マスクを何日も同じものを使い続けていたりしませんか?
マスクは、せいぜい1日1枚です。
メイクや埃がついているマスクを何日も使っていたら、、、、、
過敏になった皮膚にはかなりの刺激のはず。
清潔な状態を保っておくことも、花粉症による肌荒れを防ぐ大事にポイントです。
同じ理由で、鼻のかみすぎなど、ティッシュの多用にも注意が必要です。
しっかりメイク
赤みが出てしまった皮膚を隠すため、カバー力の高いコンシーラーを使ったり、涙が出たり、
花を噛んだりするから、何度もファンデーションを塗り直してしまったり、してしまいがち。
ですが、いくらお肌に優しい化粧品(メイクアップ用品)であっても、
やはりメイクアイテムは、少なからずお肌に負担になります。
この時期のメイクは、極力しっかりメイクは避けて、多少洗浄力の弱いクレンジング剤でも
スッキリ落とせる程度の薄づきメイクにとどめておくのが無難です。
花粉シーズンのスキンケアポイント
花粉症による肌荒れは、
花粉が皮膚に付着することでアレルギー反応を起こしてしまうことが原因です。
まず第1には、極力、皮膚に花粉がつかないように気をつけることが大切。
体に付着した花粉を取り除く
重度の花粉症の方であれば、当たり前のように気をつけていることでしょうが。
部屋に入る前に、服に付着した花粉を払う。
手を洗いすぐにメイクを落とす。
帰ったら、すぐにお風呂に入り、髪を洗う。
この3つをやるかやらないかで、大きく違います。
そして、意外と髪に付着する花粉。
特に花粉の影響を受けやすい方は、この時期はサングラスやマスクだけでなく、帽子を常用するのもひとつです。
大切なのはクレンジング
お肌に赤みがあったり、かゆみがあったりと敏感に傾いている時のスキンケアで
最も重要なのがクレンジングといっても過言ではありません。
洗浄力の強いクレンジングは極力避けて、とにかく肌に負担の掛からないミルククレンジングがお勧め。
また、クレンジングの際も決してゴシゴシこすったりせず、とにかく優しく、汚れを浮かせて、
メイクとクレンジング材をなじませるような感じが正解。
優しいクレンジングでも落ちるように、この時期は薄づきメイクに徹するのが理想です。
敏感な肌には シンプルケアを
先にも触れたように、肌が敏感に傾いている時は、極力シンプルケアに務めましょう。
皮膚の赤み、かゆみ、が出ているということは、
皮膚表面の角質層のバリア機能が著しく低下しているということです。
そんな時だいじなのは、栄養を入れてあげることではなく、
この乱れた角質層の並びを正常に整え、角質層の本来の働きでもある、バリア機能を取り戻すことです。
ちなみに、バリア機能 とは、角質層の大事な働きの一つで、
一定の水分を保持し、外部からの刺激や異物を防ぐ働きのこと。この正常化無くして、美肌はありえません。
優しくクレンジングをした後は、刺激の少ないローションで整え、保湿力の高いクリームで蓋をする、
ごくごくシンプルなスキンケアに留めましょう。
まとめ
どれも花粉症で悩んでいらっしゃる方にとっては、基本的なことではありますが、
自身が花粉症と認識していらっしゃらない方にとっては、
きっとあまり気にしたことがないことなのではないでしょうか。
この時期、肌が荒れる、赤みが出る、化粧水がしみる!!という方、ひょっとすると
花粉の影響によるものかもしれませんよ。 今回の対策時効を試してみてはいかがでしょうか。
ですが、最終的にはドクターからのの診断を受けて見てくださいね。
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