そのお悩み、年齢肌です
私たち人間は、毎日平等に歳をとります。
そのことを痛感させられるのが、毎日鏡をのぞく瞬間です。
- 「昨日まではこんなしみなかったのに・・・」
- 「私って笑うとこんなにしわがあるの?」
- 「ほうれい線がなければもっと若く見えるはずなのに・・・」
- 「毛穴が目立ってお化粧のノリが悪い・・・」
これらはすべて、歳を重ねたからこその変化であり、いわゆる年齢肌です。
でも、諦めないでください。
時間を巻き戻すことはできなくても、お肌はお手入れ次第で確実に若返ることができます。
そして、ケアを続けていけば、お肌の時の流れは食い止めることだってできるのです。
肌を老化させる5つの原因
年齢肌を引き起こす原因は、大きく分けて下記の5つがよく知られています。
紫外線(UV-AとUV-B)によって、シミやしわ、たるみなどができてしまう現象が「光老化」。
UV-Aは肌の奥(真皮)に到達し、弾力性を保つ役割のコラーゲンとエラスチンの2つの線維を破壊して、たるみやシワを生み出します。UV-Bはシミの原因となると言われています。
呼吸で取り込まれた酸素の一部は、体を守るために活性酸素に変化しますが、その量が増えすぎると正常な細胞にまでダメージを与えるようになります。これが「細胞の酸化」です。
活性酸素は真皮のコラーゲンにダメージを与え硬化させ、しわやたるみの元になるほか、メラノサイトを刺激し、しみの原因になるメラニン色素を発生させます。
20歳をピークに角質層の潤いを保つ成分が減少してくるために肌の乾燥が生じやすくなります。乾燥すると、コラーゲンやエラスチンを補給する線維芽細胞の活動が衰え、肌にたるみやシワがみられるようになります。
加齢とともに紫外線ダメージの蓄積や新陳代謝の低下、女性ホルモンの減少などにより、真皮のコラーゲンやエラスチンの量は減少し、肌の細胞を作り出す力が衰えます。その結果、肌の一番表面にある「表皮」が薄くなって、肌の弾力がなくなったり、たるんだりするのが「菲薄化」です。
「糖化」とは、体内にあるコラーゲンやエラスチンなどのたんぱく質と、食事の際に過剰に摂取した糖が結合し、AGEsという物質になって体内に蓄積されていく現象のことです。
AGEsは褐色なので、糖化が進むと肌は黄色くくすんで見えるように。また、肌弾力を保つタンパク質を失うことになるので、ハリがなくなりたるみの原因にもなります。
アンチエイジングのポイント
お肌の老化の原因がわかったら、まずはこれ以上お悩みを増やさないように、日頃からセルフケアを行っていく必要があります。
- 光老化・・・・・紫外線対策、日焼け止め、UVカット帽子、サングラスなど
- 細胞の酸化・・・・・抗酸化作用のある物質の摂取
- 肌の乾燥・・・・・湿度調整、セラミドによる保湿ケア
- 表皮の菲薄化(ひはくか)・・・・・適度な運動、正しい生活リズム、大豆製品の摂取
- 糖化・・・・・過剰な糖分の摂取を控える、糖質制限、ダイエット
毎日の生活の中で少し気をつけるだけでも、お肌の老化は緩やかになります。
年齢肌との闘いで一番重要なのはこうしたセルフケアの習慣づけです。これができていないと、いくらしみやしわを消そうとお手入れを頑張っても、いたちごっこになってしまうのです。
ここまで用意ができたら、次にできてしまったしみ、しわ、たるみ、毛穴の広がりの改善を行い、お肌の若返りを目指します。
しみについて
しみがあるお肌の状態とは?
肌は、紫外線や酸化などのダメージを受けると、メラノサイトという細胞が活発化し、メラニン色素を作り出します。これは、ダメージから肌細胞を守るための働きです。
その結果、日焼けをしたり色素沈着が起きたりしますが、通常はその後のターンオーバーによって肌の細胞が生まれ変わるので、徐々に元の肌色に戻っていきます。しかし、メラニン色素が過剰に作られたり、新陳代謝がうまくできなかったりすると、色素が残ってしまう場合がでてきます。
これが“しみ”の正体です。
加齢によってターンオーバーが遅くなることで、しみはますますできやすくなります。
また、肌に当たった紫外線は、表皮と真皮の境目にある基底膜を壊すとも言われています。
基底膜が破壊されると、表皮細胞にうまく栄養を届けられなくなりターンオーバーが遅くなります。そのため、メラニン色素や古い細胞を押し出すことができずに、しみやくすみが残ってしまうのです。
しみは消すことができる?
しみは種類によっていくつかに分けることができ、それぞれ消す、または薄くするための方法が違います。
- 老人性色素斑…紫外線が原因でできる、最もスタンダードなタイプのシミ。顔や首、腕、手の甲など、日焼けしやすい場所にできる。
- 炎症性色素沈着…ニキビ跡や傷、虫さされの跡などがシミになったもの。
- 肝斑(かんぱん)…頬骨あたりに左右対称でぼんやりできるシミ。女性に多く、女性ホルモンのバランスの乱れが原因と言われる。
- そばかす…遺伝によるものが多く、紫外線によって増えたり、濃くなったりする。
- 脂漏性角化症…イボのようなシミで、徐々に分厚くなる。
- 花弁状色素斑…背中や肩、胸元に花びらが散ったような形で起こる。
しみの多くは、ご自身のケアだけで消すのはとても難しいです。
まずは、あなたのお悩みがどのタイプのしみなのかを見極め、そこから最適な改善方法を選択しましょう。
そして、この美容医療での改善が必要なしみに働きかけるのがグリーンピールです。
しみの改善例
全体的な肌の老化が気になりだしたというこちらのお客様。たった1回で、シミソバカスがかなり薄くなり、全体的な肌の色味も1トーンも2トーンも明るく。
素肌に輝きが増し、ほうれい線も浅くなりました。
全体的なエイジングと年々色濃くなってゆくシミと、たるみがお悩みでした。
最初に続けて4回受けた後、1年後にさらに3回お受けになりました。その間月1回は通常のフェイシャルトリートメントで継続的なお手入れをされています。
いつの間にか、大きな頬のシミはわかならないほど薄くなり、見た目年齢は10歳以上若返って見えます。
しわについて
しわがあるお肌の状態とは?
しわにも種類があり、その種類によってお肌の状態が少し違います。
ちりめんジワや小ジワなど、主に表皮の水分量と新陳代謝が低下することでできるシワです。乾燥による一過性のシワも含まれます。
加齢とともに、コラーゲンや潤いを保つ成分が減少して弾力が失われることでできる深いシワ。
紫外線によるダメージが原因と考えられます。
顔の筋肉にそってできるしわです。普段の癖や動きによりその部分の真皮の構造自体が変化します。
加齢によって筋肉が低下することできてしまう場合もあります。
しわは消すことができる?
できてしまったしわを完全に消すことは難しいのですが、保湿や抗しわ効果のある美容液などできちんとケアを続けることで、目立ちにくくすることは可能です。
さらに、しわの予防だけでなく、できてしまったしわを深刻化させないために紫外線対策は毎日しっかり行いましょう。
たるみについて
たるんでいる肌の状態とは?
たるみは、肌の表面だけでなくその下の筋肉にも大いに関係があります。とくに目の周りや口元などで目立ってくることが多く、ほうれい線の原因になっていることもあります。
紫外線や肌の乾燥、肌の糖化などによって真皮層にあるコラーゲンやエラスチンなどの成分が減少すると、肌の弾力がなくなります。
顔の表情筋とそれを支える深層筋がともに衰え、その上の脂肪や皮膚を支えられなくなることでおこります。
猫背や悪い姿勢を続けていると、首の後ろ側が縮み、前部分が伸びて頬が下方向に引っ張られ、たるみの原因となります。
最近ではスマートフォンなどの普及によって、猫背やうつむく姿勢を長時間続けてしまう方が増えています。
その結果、たるみは年齢に関係なく、誰にでも起こりうるトラブルの一つになっています。
たるみは消すことができる?
肌弾力の低下については、ご自宅でのセルフケアではなかなか改善が見られないかもしれません。その理由は、どんなに高級なお化粧品を買っても、肌弾力の鍵を握っている肌の奥の真皮まで届かせるのはかなり難しいからです。
しかし、顔全体が「なんだかたるんでいる」「締まりがない」と感じる場合、肌弾力の低下よりも筋肉の衰えが大きな要因になっていることがあります。
その場合は、筋肉を適切にトレーニングすることで、ぐっと印象が変わることも多いです。ただし、誤った方法で行うとしわの原因になったりするので、顔全体の筋肉をバランス良く鍛える必要があります。
また、むくみを解消することでほうれい線などを目立たなくさせることもできます。リンパドレナージュマッサージが効果的ですが、顔の筋肉の構造を理解せずに強い力でマッサージをすると、かえってたるみの原因になります。
自己流では行わず、プロにまかせるとより効果が感じられるでしょう。
毛穴について
毛穴が目立つ状態とは?
そもそも全身にあるはずの毛穴。しかし、なぜか顔の毛穴ばかり目立つような気がしませんか?
これは顔の毛穴の皮脂腺が発達しており、毛穴の数も多いためです。
また、顔の皮膚は体温の調節よりも、皮脂を分泌するほうが主要な働きになっています。
そのため、より毛穴が目立ってしまうトラブルに巻き込まれます。
角栓が毛穴に詰まっているせいで目立つ状態です。
毛穴に白い角栓が詰まっていたり、ポツポツと黒ずみのように見える場合もあります。黒くなるのは、角栓が空気に触れて酸化しているから。
この状態は見た目の問題だけでなく、ニキビなどの肌トラブルにつながる場合もあります。
毛穴がしずく型に細長く目立っている状態。とくに頬などに多く見られ、皮膚を上に引っ張ると目立たなくなるという特徴があります。
紫外線によるダメージや加齢によるたるみが原因です。
脂性肌(オイリー肌)の方に多いのが、毛穴が開いているように見える状態です。
過剰に分泌された皮脂が皮脂の出口を広げてしまうことが原因です。
毛穴を目立たなくさせることはできる?
一度大きくなってしまった毛穴を縮めたり、毛穴自体を無くしたりすることはできません。しかし、毛穴の詰まりには角栓のケア、毛穴のたるみは保湿、毛穴の開きは肌全体のキメを整えることで目立たなくさせることはできます。
ご自身の毛穴の状態を見極め、適切なケアを行いましょう。
アンチエイジングの結論
実は、しみ、しわ、たるみ、毛穴など年齢肌のお悩みに共通して言えることは「ターンオーバーの乱れ」なのです。
加齢とともにターンオーバーのサイクルが長くなると、肌の保湿力やバリア機能が低下します。代謝も悪くなり、ツヤがなくくすんで見えます。また乾燥しやすくなるため、毛穴が開き、肌はたるみ、シワもできます。
逆に、ターンオーバーが正常な肌・・・つまり若かりし頃の私たちの肌は、丈夫で柔らかく、毛穴もキュッと閉じ、キメ細やか。血行が良いためくすみがなく透明感があり、紫外線ダメージにも強くしみもできにくい。潤いキープ力があるので、ふっくらハリのある肌だったのです。
ですから、ターンオーバーを正常に戻すだけでも、肌にとっては若返りの効果が期待できるのです。
ベルソワンでは、この正常なターンオーバーを取り戻すのに非常に有効なのが、グリーンピールであると考えております。